「正直に話して」と息子への伝言を依頼 ~初めて息子の逮捕を知った翌日~

加害者家族の言葉

 朝から雨。息子のお嫁さんとの駅の改札で待ち合わせ。

「これから何が起きるのか…」そんな不安しかない心細い気持ちに雨も重なり、主人と3人で弁護士事務所へ向かう足取りが重かった。

息子は事情聴取を受けた警察署から別の警察署へ移動し勾留されるとのこと。

事件の詳細はまだ見えないため、こんなことが予想される(起訴や実刑になる可能性がある)と話しを伺いました。

弁護士の先生はさっそく午後に息子の接見に行かれるそうで、深夜の電話で聞いていた持ち物(コンタクトやメガネ、スウエット上下、靴下等)や手紙を預けました。

先生から「息子は現在否認している」と状況を伺い、お嫁さんと私たちが伝えたいことはただ1つ。「事件について正直に話してほしい」と伝言をお願いしました。

「嘘に嘘を重ねると苦しくなるから罪を認めること」、「まずは被害者の方に謝罪をし、裁判になる前に示談ができれば」と願う2日目。

この日はお嫁さんと裁判所へ準抗告の申し立てをするための上申書を書きました。

しかしすぐに申し立ては棄却され、息子に接見できるかの判断は翌日以降との連絡がありました。

母の言葉…その2

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