留置所のスケジュール
大事な人が逮捕されたとき、留置所でどのように過ごしているのか気になりますよね…。
留置所によってスケジュールやルールは違うと思いますが、私が勾留されていた際の一日のスケジュールを今回の記事ではお伝えします。
- 6:30起床
朝起きて布団を片付けて、点呼します。
- 6:45洗面
順番に顔を洗って、歯磨きをします。また部屋の雑巾がけをします。
- 7:00朝食
朝食を食べた後の9時までの時間が、一日で一番ひまな時間です。
- 9:00運動
髭剃りや、洋服の着替えなどします。お風呂の日であればこの時間にお風呂も入ります。
また部屋に掃除機をかけたりし掃除もします。 - 9:15自由時間
運動後から自由時間で、本を読んだり、ペンを借りて手紙を書いたりできます。
逆に朝食後から9時までは、本も読んだりもできないので筋トレする人が多かったです。 - 12:00昼食
平日の昼食が弁当を購入できるので、唯一温かいご飯が食べれます。
- 13:00自由時間
またこの時間から、本やペンの貸し出しなど始まります。
- 17:00夕食
朝食よりも若干量が多めです。
- 17:30自由時間
夕食後はペンの貸し出しはNGで、読書はOKでした。
- 20:00自由時間終了
この時間になると本も回収になり、朝の朝食後と同様で就寝準備まで暇な時間になります。
- 20:30洗面
歯磨きや、布団を引いたりし就寝の準備をします。
- 21:00就寝
就寝前はリップクリームとNIVEAが使えます。規則正しい生活ですね。
大まかな一日の平日のスケジュールでした。
細かいお作法など
土日だと運動時間がなかったですね。なので、髭剃りは平日のみでした。
運動の時間は唯一窓がある部屋で髭をそったりするので、外の景色が見れます。
ちなみに自由時間といっても独房の中なので、やることといえば本読むか、手紙書くか、筋トレするか、寝るくらいです。
私のいた留置所では、同部屋の人とは会話OKで縛りが緩かったのですが、他の留置所では会話するととても怒られるという話も聞きました!(渋谷がとても厳しいという噂が……)
ちなみに同部屋の人以外の人と独房越しに会話するのはNGで、もししたらとても怒られます。
しかし、お風呂や運動の時間は他の独房の人と一緒になるのですが、そこでは会話OKでした。
また取り調べのため検察庁に呼ばれる場合は、朝食後の7時半~8時ごろに迎えの護送車が来るので、朝食後すぐにお風呂や髭剃りをさせてくれます。
検察庁からの帰宅も早ければ17時ごろ、遅いと20~21時ごろですが、その場合でも夕食などは帰宅後に食べれます。
また検察庁での取り調べ後の内容をメモできるように、取り調べをした人だけ限定で、その日は17時後もペンを利用できました。
弁護士以外の家族や友人の面会は、上記の自由時間に行われることになります。
※9:00~12:00、13:00~17:00です
検察だけではなく、警察からの取り調べもあり、警察の取り調べは面会同様の自由時間の時に行われてました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。想像以上に自由時間が多いと思ったのではないでしょうか。
しかし自由な時間があっても、独房の中で、また自由を奪われてできることも限られているので、私は肉体的にというよりは精神的に辛かったです。
私も本を読んだり、手紙書いたり、取り調べの内容をノートにまとめたりなどをしておりましたが、やはり長い時間集中力が続かないので、よく独房の中を”ぐるぐる”歩き回り散歩をして気を紛らわせておりました。
一日寝て過ごす人もいますが、個人的には時間がもったいないので、何かしら勉強や本を読んだりインプットの時間にあてた方がいいかなと思います。
もし大切な人が逮捕された場合、できたら本など差し入れで持って行ってあげてください。