逮捕から6日後。
「接見の一部解除の申し立て」が通り、私たち夫婦と息子のお嫁さんの3人に接見許可が下りました。
先生からは接見のルールを伺うと
・接見時間は20分。一度に3人同時まで可能。
・一般の方は1日1回(お嫁さんが午前に会ったら、午後は誰も会えない)
・接見に行く場合、身柄が警察署にない場合(事情聴取で検察庁に行く日がある)があるので確認が必要
・本や衣類の差し入れも可能
とわかりました。
「ドアが開けた状況で警察官が会話を聞いている状況です」ということで、近くに警察官がいても驚かないよう言われました。
息子については、私たちが「正直に話してほしい」と伝えた時点で、自白事件に変わったので、基本的に気を付けることはないそうでしたが、警察署に入ること自体が緊張でした。
「息子とお嫁さんは2人だけで会ってほしい」と思っていたので、私が接見するのはお嫁さんが仕事の都合で難しい日だけにするつもりでした。
お嫁さんは仕事の昼食の時間にだけ接見ができそうです。
けれども往復する時間を入れて、13時からしかできないことがわかりました。
初日は緊張しながら、受付開始の8時半に管轄警察署に電話をしました。
「(息子の名前)の母ですが、本日接見をしたいのですが身柄はそちらにございますか?13時に予約をしたいのですが…」と言うと、
「お店ではないので予約制ではありません」と言われてしまいました。
受話器から署内の様子に耳を澄ますと、「〇〇番」と息子が呼ばれている状況が見えました。
13時に伺う予定だけを伝え、「会うそうです」という返事も聞けたので、それをお嫁さんに伝えました。
初日は「警察の入り口だけでもお嫁さんに付き合い、息子の様子を聞きたい」と思ったので、昼の休憩時間の12時半くらいから私が先に待つことにしました。
幸い1番に受付していただけましたが、その後すぐに差し入れの袋を持ったような人が続き、「この人もご家族に会うのかな…」と、初めて自分以外の加害者家族に出会った気持ちになりました。